質屋での現金化のシステムや適用される法律

質屋での現金化や借り入れ

金策を考えた時に、キャッシングの利用や持っている物を売ってお金にするということはすぐに思い付きますが、更にもう1つ挙げられる方法として街中にある質屋での”質入”があります。

2017年には即現金化アプリCASHが登場しましたが、このCASHは質屋のビジネスモデルをスマホアプリで即時現金化できるとして話題となりました。

※現在はCASHでは質入というシステムは排除され買取だけの現金化アプリです。

質屋という存在は誰でも知っていると思いますが、実際に質入をしたことがある人は少ないでしょう。

そこで消費者金融やクレジットカードのキャッシングとは異なる質屋での資金調達方法について詳しく説明していきます。

物を預けてお金を借りる質屋という商売

質屋というお金の商売

質入は自分の持っている物を「質草」として質屋に預け、その価値に見合った分のお金を借りるシステムです。

もちろん各質屋は勝手にこのようなことを行っているのではなく、質屋営業法という法律に沿って営業しています。

質屋営業法とは?

キャッシングには貸金業法が適用されるように、質屋にはこの質屋営業法が適用されます。

この質屋営業法で決められているのは主に金利と、物を預けておける期限についてです。

質屋ではお客さんが持ち込んだ物を独自に鑑定し、好きな値段を付けることができます。

例えば50万円で購入した新品同様の時計でも、その質屋に5万円と言われればその価値しか認めてくれなかったということです。

こればかりは質屋ごとに全く違い、商品の価格には関係なく統一された基準のようなものもありません。

質入した際にかかる金利

質屋営業法では最高で年利109.5%までの金利をとることが許されています。

これはキャッシングなどよりかなり高い数字なので、質入はこの上限金利を理解した上で利用してください。

この金利は1ヶ月ごとに支払うことになり、例として10万円を1ヶ月間質入で借りた場合の金利は最高で約9,000円になります。

尚、実際の金利を1つ挙げると、あの有名な大黒屋では1ヶ月ごとの月利で8%です。(年利計算では96%)

金利は日割り計算ではありません

質入では1ヶ月ごとの金利計算になります。すぐに元金と共に返済する場合も最低でも1ヶ月分の金利は支払う必要があるので注意してください。

質屋で借りられる金額の範囲と支払い方法

質屋で借りられる金額

たとえば高級ブランド品のバッグを質屋に持ち込み、「10万円までなら貸せます」と言われたとしましょう。

この場合、限度額となる10万円まで借りる必要はありません。

2万円だけの現金が必要ならたとえ10万円の借り入れが可能でも2万円で構わないのです。

多くの金額を借りるほど金利も比例することになりますので、高額が借りられる物を預ける場合でも必要な分だけにしておくと、金利を抑えることができ負担を少なくすることができます。

1ヶ月ごとの返済期日となる

質入では預け入れ日(お金を借りた日)から1ヶ月後が返済期日となります。

その返済期日に金利を含めた元金を返済ができれば、預け入れをした商品を取り戻すことできます。

もうひとつの質屋での買取に出してしまうのとの違いはこの点です。

最長3ヶ月までジャンプ可能

金融用語で「ジャンプ」とは、キャッシングなどの融資を受けた場合にそれまでの期間の金利だけを支払って返済日や清算日をやり過ごすことで、質入ではこのジャンプを最大2回まで行うことができます。

つまり、6月1日にある物を預けて借りたお金の最初の返済日は7月1日になり、その日には6月1日~6月30日の金利分だけを支払ってジャンプすることが可能です。

または金利分と合わせて元金を返済し、預けた物を返却してもらえばその取引はそこで終了です。

もし金利分も支払えないことがあると、そこで質草として預けていた物は”質流れ”という扱いになり、二度と手元に帰ってきません。

この場合は金利も支払う必要はなく、質草になった物でそれも合わせて清算されたということになるのです。

最終返済期日は3ヶ月目です

上の例で次の清算日は8月1日になり、ここでもジャンプをすると、次の9月1日が最終清算日になります。

この最終清算日には必ず1ヶ月分の金利と元金を返済しなくてはいけません。

3ヶ月目となる最終返済期日までに支払いができなければ質流れになり強制的に現金化されることになるのです。

質入での現金化はこのようなシステムになっています。1ヶ月単位で最大2回までジャンプするか、もしくは金利も含めて清算するかというシステムとなります。

実は買取による商品現金化の方がお得?

質入よりも現金化がお得

ブランド品や貴金属などの買取も行っている質屋では、質入では必ず買取の場合より低い上限額が提示されます。

これは、全く金利も元金も支払うことなく、そのまま質流れになってしまうケースを考えてのことで、約1割はその分として差し引かれます。買取で10万円の場合は質入なら9万円が上限という具合になります。

これを考えると、いっそ買い取ってもらった方がお得だと思うかも知れませんが、一時的に現金が必要など預ける物を失いたくない場合にはこの質入という手段の方が有効だということです。

質屋では審査がなく即時で借りられます

質入には身分証明書こそ必要ですが、お金を借りる為の審査は一切ありません。

それもそのはず、預けた質草が「担保」になっているため、返さなければそれを取り上げられるだけだからです。

持ち込んだ質草の鑑定さえ終われば、後は書類に記入するだけですぐにお金を借りられます。

担保があるだけに、いわゆるブラック状態の人でも何も問題ありません。

信用情報を参照されることもなく、この質入についての記録も一切残りません。

金券類は質入できません

質入では

  • 金券類
  • 食品類
  • 価値のない商品

といった質草にはできない物もあります。

ブランド品や貴金属、高級時計のような換金性の高い商品なら大丈夫だと考えてください。

それでも質屋によっては扱っていない品目もあるので、利用する質屋に先に電話を掛けて、質入ができる物なのかどうかを聞いてから持って行くことをおすすめします。

このように、質入は金利が高いという点と、お金になりそうな物を持っていないと利用できませんが、うまく利用すれば急場を凌ぐには一番早い方法だと言えるでしょう。

お金を借りる方法の1つとして質入という手段もあるということは覚えておいて損はありません。

質屋の買取でのクレカ現金化もあった

質屋でのクレジットカード現金化

質屋という商売は貸金業ではありませんが、

  • 質入による借り入れ
  • 商品買取による現金化

といったお金を工面することができる古典的なビジネスといえるでしょう。

この審査不要で「モノを瞬時に現金化できる」というビジネスモデルを現代版にリメイクしたのが話題の即現金化アプリCASHでありメルカリNOWなのです。

しかしながらそれ以前からクレジットカードのショッピング枠現金化としても質屋は活躍してきました。

今でもあるカードでお金の看板の店舗では新幹線回数券の換金が定番となっていますが、もちろん現金化するための商品はそれ以外にも多数あります。

たとえば質屋が買取している商品をクレジットカードで購入し質屋で買取することによって現金化することは簡単にできるでしょう。

この質屋でのクレカ現金化は数十年前から行われている古典的な現金化方法ですが、もちろん現在でも通用します。

amazonギフト券の換金などと比較するとアナログな方法となり手間や時間はかかりますが、「安全性の高いクレジットカード現金化」としては利用価値がないわけではありませんので参考にしてみてください。

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